●東京都では通用しない「誇大広告」です!

 インターネットでご葬儀費用について検索すると、「追加料金一切不要」や「追加料金なし」を謳い文句にしている葬儀社サイトをすぐに見つけることができます。このような広告は「葬儀仲介業者」のサイトでよく目にします。レイアウトデザインやページ構成も巧みですし、メディアで紹介されたことなども合わせて掲出していますから、多くの消費者が「信用できそうな葬儀社」だと思い込んだとしても不思議ではありません。
 「追加料金一切不要」の理由として、葬儀プラン内訳に「火葬料」や「式場使用料」も含まれているので追加料金が発生しないことを挙げています。「火葬料1.5万円分、式場使用料5万円分を含む」と示している所が多いです。 

 しかし、東京都に限れば、火葬料に関しては実に8割以上の都民が追加料金を支払うことになります。その広告ページをよくチェックしてみて下さい。プランについて一通り説明した後に小さな文字で、「東京23区、狛江市、調布市、三鷹市……は火葬料金6万円増しになります」と記している文書を見つけることができると思います。最初に「追加料金一切不要」と大きくアピールしておきながら、そのプラン価格で葬儀を行える都民はごく一部しかいないということです。
 東京都において「1.5万円以内」で火葬を行うためには、公営火葬場を使用しなければなりません。故人が公営火葬場を運営する組合地域内の住民ならば無料で火葬を行うことができます(「ひので斎場」のみ1万円)。「1.5万円分含む」のであれば、無料で火葬を行った場合はその分を差し引くべきだと思うのですが、そのようなことはないようです。何かおかしな話ですね。
 式場使用料についても「5万円以内」で利用できる東京都の公営斎場は限られています。式場数が少ない上に利用者制限もありますから、ほとんどの都民は民営斎場でご葬儀を行うことになり、式場使用料の追加料金を支払うことになります。また、仮に式場使用料が発生しなかった場合(自宅や地域集会室などを利用)も火葬料と同様に差し引かれることはないようです。これって逆に損した気分になりませんか?

 「葬儀仲介業者」の社員はそのサイトの運営に携わっているだけで、葬儀の現場に立つことはありません。実際に施行するのは仲介業者と提携している葬儀社です。これを「丸投げ仕事」として危険性を指摘する声もありますが、当社としてはそこまで非難するつもりはありません。
 ただ一点問題だと思うことは、消費者が最初に連絡を入れる所が謂わば「コールセンター」であり、その後に担当する提携葬儀社とコンタクトして初めて広告内容との食い違いを知る可能性が高いということです。「集客のための謳い文句」が原因で「悔いの残るお葬式」になったのではお話になりません。そのようなことがないように、くれぐれもご注意下さい。

●当社は正直にお答えします!

 地域が違えばご葬儀にかかる全体費用が異なってしまうことは、東京都の葬儀社の者であれば皆知っています。よって、自社のプラン価格を明示したとしても、安易に「追加料金一切不要」の文言を掲げることはできません。また、会葬人数によって変動する「返礼品代」や「飲食費」なども加算して最終的な葬儀費用が決まるわけですから、費用について詳しくない消費者の誤解を招かないように、プラン価格が全てではないことを正しく伝えるべきです。
 当社の主な活動圏内でも、故人様が東大和市・小平市・東村山市の住民であれば火葬料が発生致しますし、立川市・武蔵村山市・瑞穂町の住民であれば指定公営斎場をご利用することで火葬を無料で行えます。そのような地域的な事情により、当社では「火葬料は別途費用」として各葬儀プランをご案内しています。また、ご葬儀式場についても斎場ごとに料金が異なりますので、「式場使用料も別途費用」としております。何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。

 

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